観光地

耳を傾ける価値のある場所

各ガイドはLoreLensの音声案内をもとに編集しています。現地でアプリが語る物語を、旅の計画に使える記事としてお届けします。

象鼻山:ビル一棟ほどの大きさの市章

広西・桂林

象鼻山:ビル一棟ほどの大きさの市章

桂林の象徴は、市街のただ中に立つ、川面から五十五メートルほどの石灰岩の塊です。長いあいだ、それを見るのに入場料がかかりました。岩は小さく、その穴のなかに刻まれた五十点あまりの碑文こそが本体です。

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拙政園:三つに切り分けられた庭

江蘇省・蘇州

拙政園:三つに切り分けられた庭

「拙」は謙遜ではなく、職を追われた男の肩すくめです。そしてこの庭は、ひとつに縫い合わされるまでのおよそ三百年間、三つの塀と三通の権利証と三家の主人を持つ、別々の庭でした。

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獅子林:築山が勝った庭

江蘇省・蘇州

獅子林:築山が勝った庭

蘇州の庭の多くは水を軸に組み立てられます。この庭だけは太湖石の山を軸にしており、築山が設計の残り全部を呑み込んでいます。しかも庭の名にも、これを再建した一族にも、それぞれ論争がついています。

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寒山寺:二十八字が養った寺

江蘇省・蘇州

寒山寺:二十八字が養った寺

四行の唐詩一首が、この目立たない蘇州の寺を東アジア共通の文学的地標に変えました。しかも詩が描いたものはほとんど残っておらず、鐘さえ残っていません。そしてその詩がここを詠んだものかどうかも、確定していません。

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周荘:最初に見つけられた水郷と、あの絵の取り違え

江蘇省・蘇州

周荘:最初に見つけられた水郷と、あの絵の取り違え

双橋を描いた一枚の油絵が、ここを中国でいちばん有名な水郷にしました。1985年に最初にそれを報じた記者は、のちに有名な初日カバーの橋が別の町のものだと気づき、その訂正を二十四年間伏せていました。

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烏鎮:買い取られ、空にされ、造り直された古鎮

浙江省・嘉興

烏鎮:買い取られ、空にされ、造り直された古鎮

西柵に架線がなく、違法な増築がなく、客引きもいないのは、運営会社が家屋を買い取り、住民を移し、いまはメニューまで決めているからです。あの整然さは生き残りではなく、運営の結果です。

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中山陵:共和国の陵墓を、帝陵の文法で書く

江蘇省・南京

中山陵:共和国の陵墓を、帝陵の文法で書く

1925年の設計競技は「公衆が中まで歩いて入れる中国式の陵墓」を求め、外には五万人が立てる広場を要求しました。呂彦直が描いたのは、皇帝の中軸線から皇帝の私秘性だけを抜き取ったものです。彼は三十四歳で、自分が階段を設計したその葬列を見ないまま亡くなりました。

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南京夫子廟:足の下にある科挙の試験場

江蘇省・南京

南京夫子廟:足の下にある科挙の試験場

多くの人は提灯と屋台と川を見に来ます。ここが商店街になっている理由は、1918年、中華帝国最大の科挙試験場の敷地に道路が一本通され、土地が商業区画として売り払われたからです。売却代金は江蘇に六、安徽に四で分けられました。

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黄山:中国山水画のファインダー

安徽省・黄山

黄山:中国山水画のファインダー

地下八キロで冷えて固まった花崗岩体、そこに走る二組の割れ目が山じゅうの名石を決め、九十年たっても決着しない氷河論争があり、そしてこの山について最も有名な一文は、その出典とされる本のどこにも見つかりません。

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石林:溶かし去られた海底

雲南省・昆明

石林:溶かし去られた海底

石柱は木ではなく、木であったこともありません。二億七千万年前の浅い海の底が、割れ目に沿って降り続けた雨に何百万年も削られて残ったもの——そしてこの地形は、国際的な文献の中でこの場所の名で呼ばれています。

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黄鶴楼:建物より詩のほうが長く生きた

湖北省・武漢

黄鶴楼:建物より詩のほうが長く生きた

蛇山の上に建つ楼は1985年竣工の鉄筋コンクリート造で、1884年に焼けた旧楼の跡地からは約1キロ離れています。これは隠すべき弱点ではなく、この場所の物語そのものです。

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成都武侯祠:民衆が名を付け替えた皇帝廟

四川省・成都

成都武侯祠:民衆が名を付け替えた皇帝廟

門に掲げられているのは漢昭烈廟——劉備の廟で、その陵墓も塀の内側にあります。それでも誰もが、丞相の封号のほうでこの場所を呼びます。この名と実の食い違いは間違いではなく、展示物そのものです。

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